SBI証券から届いた、3月後16,875円利確確定!のメール。
お得なので株価連動債を買いませんか?という勧誘メールですね。
本当ならすごいけど実際のところリスクはどうなの?ということで株価連動債を調べてみました。
はい、↓が株価連動債の償還方法とリスクの説明のページです。
皆さん読みましたか?
はい、そしたら株価連動債なんて買わない方が良いということが分かりましたね、解散!
・・・と言っても忙しい人もいると思うので説明を。
株価連動債のルールは↓の通りです。
- 3か月毎にある判定日で二つの株価をチェックして利率を決める(今回はスズキと任天堂)
- 最初の3か月目は16,875円確定!
- 6か月目と9か月目と1年目は二つの株価とも当初価格の85%以上なら16,875円、どちらかの株価が85%以下なら1,250円利確
- 1年間のうち当初価格の67.7%を一度も下回らなかったら当初価格で償還、下回ったら株価で償還(ただし上限100%)
- なお、3月ごとの判定日で二つの株価が両方とも当初価格の105%超えていたら100%で早期償還
分かりにくいですね
なぜ買わない方が良いのか?
- 株価がいくら上がっても貰えるのは最大で利率13.5%分だけ
- 株価が下がったら償還されるのは悪い方の株価で計算した分+利率分のみ。
- 二つある株価のうち悪い方が判断基準
- 早期償還がある
これはひどい。二つある株の悪い方が判断基準とか下がったときの利率とかいろいろありますが、特に早期償還がひどい。
というのも、105%なんてすぐです。そうなると3か月後早期償還になる可能性は高いです。
ただそのときに戻ってくるのは516,875円(約103.3%)なんですよ。
なので、株価が上がれば上がるほど連動債を売った側が得する仕組みです。
株価が下がった場合でも売った側は利率分(しかも変動する)だけの損失です。下がった株価の損は買った側がかぶります。
株価が変動しない時だけ利益が出るのが株価連動債です。
20,625円~67,500円をもらえますが、50万円分の株の損を被るの買い手(あなた)で、得を得るのは売り手(SBI)というのが株価連動債です。
しかも、株価が上がっていたらSBIが利確して、最悪貰えるのが16,875円になるという。
まあ、SBIも株価が上がらないと損するので、株価が上がりそうな企業を選んではいるでしょうけど・・・
正直言って素直に株を買えば良いと思いますね。
SBIが選んだ株だから上がるよ!SBI信頼してるよ!と言う人は素直に投資信託で良いと思います。
ではまた!
ランキングに参加しています。よろしかったらクリックをお願いいたします。
コメント